【ブックレビュー】発達障害の子のライフスキル・トレーニング

15歳までに始めたい！と表紙にあって、気になったので読んでみました。ソーシャルスキルトレーニングは聞いたことがあって、気になっていたのですが、この本曰くソーシャル（社会的）スキルトレーニングには限界があるそう。うちの子はライフ（生活）スキルをのばした方が良さそう、と思いました。

この本には身だしなみ、健康管理、住まい、金銭感覚、進路選択、外出、対人関係、余暇、地域参加、法的な問題の10種類のスキルについて書かれています。チェックリストもあるので、子どもがどの程度できているのかを確認するのに役立ちます。

得意なことに関しては積極的にトレーニングをしますが、苦手なことは無理にトレーニングするのではなく、サポートを中心にする、とあります。全てのスキルを身に着けることが必要なのではなく、難しいことは難しいと割りきって、人を頼るというスキルも大切と書かれていて少し安心しました。

今のところ、まだ具体的には考えていませんが、ゆくゆくは親元を離れて一人でも生活できるようになってほしいなと考えています。やはり将来、親亡き後のことを考えると、きょうだいたちに任せる訳にはいかないし、なるべくできることは増やしておきたい。そのためにも、生活していくにはどのようなスキルが必要かを知り、そのスキルはできるのか、今後できるようになりそうか、をしっかり見極めていかなくてはいけないと思いました。すぐにできるようにならなくても、今からじっくり練習してこうと思います。