この本は「お小遣い」について迷っている方にはすごくおすすめです。お小遣いの考え方から具体的な例まで載っているので、お金との付き合い方をこれから子どもに学んでほしい方にはぴったりだと思います。著者は不動産投資コンサルタントで、金融資産2000万以上の人1000人以上にコンサルを行ってきた経験から、子どもの頃のお小遣いが大人になってからのお金の付き合い方にどう関係しているかや、おすすめのお小遣いの渡し方について書いています。
特に印象に残ったのは、お金に対する考え、価値観、付き合い方は基本的に親の思考と言動を正解とみなすということ。確かに、一番身近な大人の使い方しか見る機会がほぼないよね…。
お小遣いのあげ方には①定額制(毎月決まった額をもらう)、②報酬制(家の手伝いなどをして、その対価としてもらう)、③欲しいものがあればその都度お金を渡す、と3つあるそうです。
著者がおススメしているのは①+②のハイブリット型。しかも、使わずに貯めたら増えるという倍返し付き。大人で言うと使わずに投資したら増える(増えないこともありますが)ということを学ぶため。詳しいやり方は本で見ていただきたいんですが、なるほど!と思いました。
我が家は長男小4、次男小2、長女年長の4月からこの本に倣ってお小遣いをあげはじめました。今のところ、兄たち月500円、長女月300円で残ったら倍返し。今のところまだ②の報酬制は始めていません。というのも、この本を読む前は報酬制でお小遣いをあげようと考えて、実践してみたことがあるんです。でも、簡単なお手伝いの奪い合いになりケンカが発生。子どもが3人いると、それぞれが何をやったかいちいち確認して記録するのも大変で、1か月ももちませんでした。もう少ししたら、②も始めたいなとは思っているのですが…。
ちなみに、約1年やってみた感じですが、兄たちはほとんどお小遣いを使わず、貯めて、レゴマリオやレゴマインクラフトの1000~2000円のセットを購入しています。
それに対し、長女は月初めにお小遣いをもらったらすぐに100円ショップに行きたがり、そこで110円のもの(おもちゃ、メモ帳など)を2~3個買います。更にスーパーなどで100円以下のお菓子を買うことも。つまり使えるだけ使うタイプ。一応、何に使おうが口出しはしないようにしています。お小遣い貯めたらもっといいもの買えるのに…と思うし、実際言っていますが。まだ年長さんなので、そのうち兄たちのように自分の欲しいものに向けてお金を貯めることができるようになったらいいなと思います。でも長女は難しいのかなー。自分の小学生時代を振り返ってみても、メモ帳とかシールとかかわいい文房具にお小遣いをつぎこんでました…。
お小遣いをあげ始めて良かったことは、子どもたちに「これほしい」「ガチャガチャやりたい」等言われても、「じゃあおこづかいで買ったら?」と言えるようになったこと!そしてそう言ったら子どもたちもそれ以上何も言わなくなること(笑)これから②の報酬制を追加したり、学年があがることによって金額をどうするか等、引き続きお小遣いについて迷うこともあるだろうけど、この本を見返せばなんとかなりそうな気がしています。もちろん他の本と比べてみるのもいいだろうし。以上、おすすめな本と我が家のお小遣い事情でした!
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